サッカー女子ワールドカップ（WWC）2023年大会で、なでしこジャパン（FIFAランキング11位）が準々決勝に進出しました。次戦の相手は、前回大会3位で初優勝を狙うスウェーデン（同3位）です。試合は日本時間の11日16時30分からキックオフです。この記事では、両チームの過去の対戦成績や特徴、見どころを分析し、注目選手や戦術を紹介します。
過去の対戦成績
なでしこジャパンとスウェーデンはこれまでに14回対戦しており、5勝3分け6敗と僅差で負け越しています。W杯では3回対戦し、1勝2敗とやはり負け越しています。91年中国大会では0-8と大敗し、95年スウェーデン大会でも0-2と完封負けを喫しました。日本が優勝した11年ドイツ大会では準決勝で3-1と快勝しましたが、21年東京五輪では準々決勝で1-3と敗れています。最近の対戦では、今年4月に行われた親善試合で0-1で敗れています。
両チームの特徴と見どころ
なでしこジャパンは今大会、グループリーグを全勝・無失点で突破し、決勝トーナメント1回戦ではノルウェーに3-1で快勝しました。攻撃的なカウンターを武器に、高い守備意識と連携で相手の攻撃を封じ込めています。特にDF清水梨沙選手は今大会初ゴールを含む2得点を挙げるなど攻守に活躍しています。
一方のスウェーデンはグループリーグで2勝1分けの2位通過後、決勝トーナメント1回戦では史上初の3連覇を狙った米国をPK戦で下しました。高さとパワーに優れた選手が多く、セットプレーからの得点が多いです。GKムソビッチ選手は米国戦で数々の好セーブを見せ、PK戦でも2本を止めるなど鉄壁の守りを披露しました。
両チームは互いに譲らない激しい戦いを展開することが予想されます。なでしこジャパンはスウェーデンの高さに対してどう対応するのか、スウェーデンはなでしこジャパンのカウンターに対してどう対応するのか、注目です。
両チームの注目選手と戦術
なでしこジャパン
なでしこジャパンの注目選手は、DF清水梨沙選手とMF長谷川唯選手です。清水選手は攻守に渡ってチームを牽引し、セットプレーからのヘディングやドリブルからのシュートなど多彩な得点力を発揮しています。長谷川選手はチームの司令塔としてパスやドリブルで攻撃を組み立て、カウンターの起点となっています。
なでしこジャパンの戦術は、相手の攻撃を引きつけてカウンターで速攻することです。相手の裏を狙って走り込むFW宮澤ひなた選手がチームのエースとして活躍しています。宮澤選手は今大会で5得点を挙げており、この試合でも得点が期待されています。
スウェーデン
スウェーデンの注目選手は、GKムソビッチ選手とFWヤコブソン選手です。ムソビッチ選手は今大会で最も多い20本のセーブを記録し、失点もわずか2つに抑えています。彼女の安定した守りがスウェーデンの強さの要です。ヤコブソン選手は今大会で3得点を挙げており、そのうち2点はセットプレーからのヘディングでした。彼女の高さとヘディング力はなでしこジャパンにとって脅威です。
スウェーデンの戦術は、高さとパワーを生かして相手にプレッシャーをかけることです。セットプレーからのヘディングやロングシュートで得点を狙います。また、守備ではGKムソビッチ選手を中心に堅く守ります。
まとめ
なでしこジャパンとスウェーデンは準々決勝で激突します。両チームは過去に14回対戦しており、5勝3分け6敗と僅差で負け越しています。今大会では両チームともに好調で、なでしこジャパンはグループリーグを全勝・無失点で突破し、スウェーデンは3連覇中の米国をPK戦で下しました。攻撃的なカウンターを武器にするなでしこジャパンと、高さとパワーに優れたスウェーデンがどんな戦いを見せるのか、楽しみです。試合は日本時間の11日16時30分からキックオフです。
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